Paris,Texas

パリ、テキサス [DVD]

パリ、テキサス [DVD]

PARIS, TEXAS
製作:1985年 西ドイツ/フランス 監督:ヴィム・ヴェンダース 製作:クリス・ジーヴァニッヒ、アナトール・ドーマン 脚本:サム・シェパード、L・M・キット・カーソン 撮影:ロビー・ミューラー 音楽:ライ・クーダー 出演:ハリー・ディーン・スタントンナスターシャ・キンスキー、ハンター・カーソン、ディーン・ストックウェル、オーロール・クレマン、トム・ファレリ、ベルンハルト・ヴィッキ


テキサス州の町パリをめざす男。彼は失踪した妻を探し求めていた。男は、4年間置き去りにしていた幼い息子との間にも親子の情を取り戻す。そして、やがて巡り会った妻に、彼は愛するがゆえの苦悩を打ち明ける。

やっと見れました。キンスキーが綺麗…じゃなくてヴェンダース監督作品「パリ、テキサス」。1984パルムドール。ハッピーエンド?な恋愛ストーリーで感動はしなかったけど、面白かったな。この監督なので、例によって土地がフューチャーされていてヒューストンと、えーっとどこだっけ?田舎っぽいとこの対比が作品の雰囲気をガラッと変えているような感じがします。パリってフランスのパリじゃないのね。


まぁ映画なので…この作品に出てくる人が凄い純粋でオープンなのが気になったりもしましたが、マジックミラーごしの会話のシーンは個人的には嫌いじゃないです。臭い演出は使いどころが難しいですよね。弟夫婦から息子を奪う時も引っ張って引っ張ったけど結構後は軽かったし、そこらへんの伏線はり逃げが無理な人もいるかもしれません。ちょっと長いので。


音楽はなかなか最初の広大な大地に合っていました。ってかライ・クーダーだけど。この人関連でこの後ブエナビスタソシアルクラブに続くわけです。そういえば最初に土地がフューチャーされているとか書いたけど、考えてみると風景のショットはあまりないなぁ。他のもそうだけど、ヴェンダース作品はその土地で「わざわざ」映画をとるのが重要で、作品的にはどちらかといえば話とか役者に注目が置かれているように思うのですが、どうでしょうね?