俺の考え


俺の考え 愛蔵版―ブームをつくる経営の秘密

俺の考え 愛蔵版―ブームをつくる経営の秘密


1960年代に書かれた(と、いうかうまく乗せられて書かされた)本にしては、真理をついている。主に批判が多いけれども、もっともだと思うことばかり書かれているかも。工場の場所はどれだけ遠いかではなく、どれだけ時間がかかるかが重要なこと。新人を獲る前に、社内状況がもっとも合理化されているか検討すること(今年はホンダ1000人くらい採るらしいけど大丈夫か?)。都市は道の周りにできるのであって都市があるところに道を轢いても遅い。等など。


この本が書かれた時、丁度国鉄の事故があって、トップが涙ながらにした会見があったらしいのだけど、これを「いつまでも乗せてやる、という企業体質だから全然意味がない、ずっと事故はなくならない」と批判。自分説明下手なので詳しくは本を読んで欲しいんだけど、企業には社会貢献するって意欲がやっぱり必要、っていうんでちょっとこれを忘れがちな自分らにもよいメッセージだと思いました。最近関西の方でも電車事故あったし、企業理念って言うのは曖昧に聞こえて結構大事なんだなと感じましたね。