象に乗る!

 朝、やっぱり緊張しているのか、ちょっと早く起きる。タイの人たちは、気を使って話しかけてきてくれるぶん、こちらも気を抜けない、というのも英語で会話しなければならないので…。英語べらべらになりたいです。将来はアメリカで働きたいという夢のある少年とよく話をしました。しかしながら名前が思い出せない…名前を聞く癖が無いのは、日本人の悪い週間ですね。村の朝ごはんは相変わらず美味しいし、こんな時期に食うスイカもパイナップルも美味しい。これが後で悲惨な事態を引き起こすわけだが…ここではそれは省略。


 次のプログラムである象に乗るという目的の為に、次の村を目指す我々は、迷いました。森の中で。ツアーはタイ人しかいない時点でもはやツーリストの管理意識はなく、大学生しかいないグループ(先生(30歳)含む)がはぐれてしまったのでした。運悪くそっちのグループにいた自分はまた5時間も山の中を彷徨うわけで。ちょうど可愛い子と一緒だったけど、男か女かわからないところがタイの怖いところです、はい。それより疲れた、ほんとに。河にかかった丸太橋を渡るときは、古きよきアスレチックを思い出しましたが、あれはこういうものからできてきたんだなぁと体で思っていました。


 そしてやっと集落へ。あと15分だよといいつつ1時間以上も歩かせる地元のやつらはいい加減だと言うチェンマイ(都会)出身の人たち、自分はもちろん両方いい加減だと思うわけだけど、それも楽しい感覚。先人に遅れること2時間、昼飯のチャーハンが上手い!やっぱりタイ米は炒め物に合いますなー。


 象に乗る。皮膚は堅く、堅い毛が多くは無いが生え、そして可愛い。象使いのおっちゃんは象の頭の上に乗って、バキバキに鉄のハンマーで言うことを聞かない象を殴っているが、よく振り落とされないね…。象の歩くルートが思っていたより面白くて、崖ちっくなところを上ったり、河の中をじゃぶじゃぶ進んだり、日本のイベントといえば「え?コレで終わりですか?」という感じの自分はとりあえずはしゃぐ。自分が乗っている親象に子象がついてくるのがかわゆすぎる…。その小象が急斜面で転んで河に転げ落ちてゆくのが自分を不安にさせまた楽しい。あ、象は二つのことを同時には出来ないらしく、餌をねだっているときは絶対に歩かない。


 興奮の象乗りを経て次はいかだ下り。濡れるから携帯は置いていったほうが良いよ、というから悪い予感はしてたけど。いかだはその場で作る笑 竹の集合体。基本最初から漏ってます。船首さんはお茶目な人で、船を傾かせる。そこへ調子に乗ったタイ人登場。転覆。僕代えのズボン持ってないんだけど。異国の川で泳ぐ。急流に引っかかるやつ発見。全イカダ引っかかる。女の子溺れる。助ける。サンダルなくす。ノリは大学のサークルです。


 またまた興奮のイカダ下りを終えると、すぐそこには行きに乗ってきたバスが!もう帰るのかー展開はやっ!ここまでずっと一緒だったチェンマイラシャパット大学の皆さんは直接大学に戻るということでここでお別れ。もっと長く滞在できればもっと一緒に遊べたのに、残り日数的に今日中にアユタヤへと旅たちたかったので、サンデーマーケットへのお誘いを断る。悔しい限りです。自分もびしょびしょのままバスへ乗る。


今日は長いので一旦終了。