BABEL

BABEL
製作:2006年 アメリカ 監督:アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ 製作:スティーヴ・ゴリン、ジョン・キリク、アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ 脚本:ギジェルモ・アリアガ 音楽:グスターボ・サンタオラヤ 出演:ブラッド・ピットケイト・ブランシェットガエル・ガルシア・ベルナル役所広司菊地凛子二階堂智、アドリアナ・バラーザ、エル・ファニング、ネイサン・ギャンブル

ロッコ。険しい山間部を走る一台のバス。そこに乗り合わせた一組のアメリカ人夫妻、リチャードとスーザン。壊れかけた絆を取り戻すため二人だけで旅行にやってきた。ところが、遠くから山羊飼いの少年が放った銃弾が運悪くスーザンの肩を直撃する。

 よかった。

 色々と賞関連で話題になったバベルですが、正直それはいい。
 まず、見るにあたって、バベルの塔のエピソードぐらいは知っていたほうがいいです。三つの文化も言語も全く違う国が、知らないどこかで繋がっている。近くても、遠くても、伝わらない気持ち。手前味噌だけど、モロッコの空虚な風景や、東京のクラブの照明を使った斬新な映像などの中で、「バベル」に対する監督なりの答えを魅せてくれていると思います。
 関係ないこと。
 実は最終的に親子愛な感じになっているよね。てかガエル・ガルシア・ベルナル格好いい。子役のデビーはどこかでみたことあるなと思っていたら、やっぱり。ダコタ・ファニングの妹でした。